海外の新規顧客開拓に役立つ多言語ECサイトって?

最近よく耳にするECサイト、ではECサイトとは具体的に説明すると何でしょうか?何かを始めるにはその分野の知識をしっかり蓄えておかないと成功するのは難しいと我々は考えます。多言語のECサイトも日本語ECサイトも基本的な仕組みは同じです。ECサイトに対する漠然とした知識をしっかりしたものにする為にも、今回はECサイトの概要、仕組み等を詳しく見ていきたいと思います。

ECサイトの概要

ECサイトは、自社の商品(広義では他社の商品)やサービスを、インターネット上に置いた独自運営のウェブサイトで販売するサイトのことです。ECとは”electronic commerce”(エレクトロニックコマース=電子商取引)の略となります。つまりネットショッピングする際に購入者が使用するサイトの事を指します。現在日本にはAmazonや楽天といった大手ECサイトから、個人経営のサイトまで様々なものがあります。そのサイト総数は年々増えており、ビックタウン株式会社が行った調査では現在約8万ものECサイトがあると出ています。加えて経済産業省の「平成24年度我が国情報経済社会における基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」によると、BtoCの市場規模においては、2011年の8兆5,000億円と比較すると、2012年は対前年比で112.5%の9兆5,000億円に達しており今後益々の発展が予想されます。

ECサイトの基本的な仕組み①(内部管理)

まず基本的な内部の仕組みとして、ECサイトはプログラムで制御された動的ページで構成されています。今回はサイトの管理者がWEBシステムを使ってサイトの管理を行っている、と仮定します。まず管理者はサイト(ネットショップ)の情報、製品情報、決済方法、発送方法などを管理ページで設定します。設定された情報はDB(データベース)へ登録されます。そして顧客がこのサイトに訪れると、管理者が設定した情報をDBから取得して、顧客の画面に表示する事ができます。DBを中心に情報を受渡しする事により、受注管理者と購入者の情報の整合性がとれる仕組みになっています。

ECサイトの基本的な仕組み②(購入時)

では次に購入時の仕組みを見てみましょう。まず顧客がサイトの商品を購入すると、購入情報(購入者情報や商品、在庫情報)がDBに登録されます。同時に購入受付完了通知が顧客へ、受注情報がサイト管理者へそれぞれ通知されます。管理者はDBに届いた情報を元に受注処理をします。(在庫確認、受付通知、入金確認、発送準備、発送など)管理者が受注処理毎にDBの情報を更新(処理経過や在庫数更新など)すると処理の経過状況が顧客にメールなどで通知されます。このようにサイト管理者はDBに格納された受注情報を元に商品の発送や請求の手続きを行い、注文を受けてから発送完了まで、プログラムを通してDBに格納されている情報を更新していく流れになります。

ECサイト導入するメリット

ECサイトを導入するメリットをもう少し詳しく見ていきます。

メリット1:356日24時間働く営業マン

人間が働くことには限界があります。もちろんそうですよね。体力があります。寝る時間も食事の時間も必要です。しかし、システムはどうでしょうか?適切なプログラムがあれば365日24時間働くことが出来ます。ECサイト導入時には初期費用としてある程度の投資がかかります。しかし、そのリターンを考える際にはこのような営業マンを雇い入れるに等しい効果を得ることを考えなければなりません。

メリット2:飛躍的広範囲へアピール

ECサイトも基本的にホームページと同じようにインターネットを経由したプログラムです。インターネットの発展により、世界中へ、そして世界中から情報を取得することが誰にでも簡単にできるようになりました。あなたの商品もインターネットを利用したECサイトに掲載することにより、今まで想定もしていなかった広範囲へむけて商品をアピールすることが出来るようになります。

メリット3:完全自動化も夢では無い

ECサイトを用い、そのデータ管理、配送などは自身で行う必要があります。しかし、それをも代行する業者(サービス)も発展してきています。その先はどのような未来があるでしょうか。あなたは良い商品開発とその商品のPRに専念することができ、その他の販売に関しては全て自動化する事が出来るのです。このような先をも見据えたECサイトの設計をお進めします。

ECサイト導入への基礎知識

ECサイトを導入するメリットは上記で述べたとおりです。このように、ECサイト構築には様々なメリットがあります。そのメリットを最大限に活かすよう設計する必要があります。設計時に気を付けるポイントは、販売へのシステム内容だけで無く、写真や価格、運用方法などをこの際に一気に見直してみては如何でしょうか?オンラインの時代です。オンラインでの販売をベースにビジネスを作っていくことも1つ手段になることでしょう。