OTANI YOSHIHITO (大谷慶仁)
1986年大阪生まれ。海外事業企画・推進コンサルタント

大学卒業後、金融ITベンチャーで働き、その後、「世界で働く」をテーマにインドで人材ビジネス、ドバイで貿易ビジネスを経験。国内外の人材、製品、技術の可能性の大きさに気付き、帰国後に海外販売プロデューサーとして独立。
現在までに酒蔵、木材加工企業、美容品から伝統工芸に渡るまで多種多様な業界企業の海外販売プロデュースを手がける。
日本×海外、伝統×革新、右脳×左脳など、相反するものの中にある世界観の魅力を見いだす。ウェブマーケティングと対面営業を使った営業スキームの構築を得意とする。クライアントの根底の想いを重要視した持続可能性高いビジネスの設計に定評を得る。

「自ら挑戦し、挑戦する者を応援する」をモットーに、現在はドバイで新会社を興し、加速的に自らもインプットとアウトプットを繰り返し、より多くの価値を世の中に提供できるよう邁進。一方で、一歩踏み出すことで、自らの狭量な価値観から脱却し自分が自分の人生の主人公になれた経験を元に、自身の活動や価値観の情報発信も積極的に行う。

 

商工会議所にてインタビューをして頂きました。
その一部を抜粋して。

2016.1 大阪。

貴社のお仕事を教えてください。
→中東のアラブ首長国連邦ドバイを拠点に、日本の中小企業に向けた海外事業プロデュースをしております。多くの企業では、海外展開を検討しているが、取り組める時間がなかったり、ノウハウがなかったりします。そこで、年の半分以上をドバイで事業を行っているノウハウと経験を活かして、コンサルティング、販路開拓活動によって海外展開を検討している企業を支援し、リスクを最小限に抑えスピーディに海外展開を実現して頂くお手伝いをしております。

創業当初から今の事業を行っていたのですか?
→会社設立当初は、情報を出来るだけひろく世界に回示するにはインターネットだと考えBtoBマッチングサイトの運営をしておりました。しかし、会ったこともないネット上だけの関係では短期間での相互信頼関係を得る事は難しく、大きなビジネスにはなかなか結びつきませんでした。やはり本人同士が直接会うことが取引において重要だと再認識しました。

なぜドバイを拠点にしようと考えたのか教えて下さい
→先ほどお話ししたように、直接海外の経営者やバイヤーに会うことが必要だと思ったんです。それではできるだけ多くの人に会える、適切に商品の価値をちゃんと見てくれる国はどこかと考えたところドバイに行き着きました。日本では昨年訪日観光客が1900万人を超えたと騒がれていますが、日本の埼玉県程の面積しかないドバイには1300万人が入国していると言われております。そして世界の65%のブランドが既にドバイには進出しているにも関わらず、日本企業は非常に少ないのです。つまり、世界中から多くの人々が集まっている、しかも日本ブランドの好イメージは強い、しかし日本のプレイヤーは少ないのです。これらの事柄は多くのビジネスチャンスを掴むのに最も適している地域である事を意味する、と考えドバイを選びました。

お仕事をはじめたきっかけを教えて下さい
→高校時代、アメリカに留学したこともあり、国内外の認識やイメージにギャップがあると感じていました。又お店を経営している親族も多く商売を身近に感じており、自分でも何かビジネスを行いたいと思っていました。
大学卒業後、金融ITコンサルティング会社に就職し、そちらで培った経験と語学力を活かして日本のすばらしい技術や製品を世界に伝える事をビジネスにしたいと考え、2013年2月にARCHIE(アルチエ)を設立致しました。

ご苦労もあったと思いますが・・・?
→国別の規制、表記方法、ビジネス習慣の違い等乗り越えるべき壁が今迄沢山ありました。しかし、実際に取引が成約し、クライアント様の製品を海外へ輸出、海外からも喜びの声を聞くと、充実感と共に自身の選んだ仕事への責務を感じています。

最後にこれからの意気込みを教えてください。
→海外へという想いをお持ちでもなかなか一歩を踏み出せない企業様も多いですが、実はどの企業様にもチャンスがあると考えています。我々のような小さな企業でも海外で戦えている、その最前線にあるノウハウと経験を多くの企業様にお伝えしていきたいと思います。海外へと踏み出す際は是非我々と一緒に!(最後営業くさくなってすいません。笑)