多言語性のある国への対応

日本へ訪れる海外旅行者は年々増加しており、国土交通省・観光庁の発表によると、2014年に日本を訪れた外国人旅行者が1341万人を超えたそうです。これは日本に興味を持っている外国人が増加している証拠であり、企業が海外進出をするチャンスが広がっていると言っても過言ではないでしょう。
そこで、海外進出に向けた多言語ホームページ制作時に気をつけたい、多言語性のある国への対応についてご説明致します。

多言語性のある国とは

日本は公用語が日本語のみであるため、国内であればどこの地域へ行っても日本語が通じます。しかし、海外には公用語が複数あり、同じ国籍の人間でも言葉が通じない国があります。過去に他の国に占領されていた国や、海外からの移民が多い国など、公用語が複数ある理由は国によって様々です。

日本の企業が多く進出しているシンガポールも多言語性のある国の一つです。シンガポールでは、マレー語・中国語・英語・タミール語の4つの言語が公用語として使用されており、ビジネスシーンでは主に英語が使用されています。シンガポールの他にも、フィリピン(フィリピン語・英語)や、ベルギー(ドイツ語・フランス語・オランダ語)、カナダ(英語・フランス語)など、多言語性のある国は世界各国に存在します。

多言語性がある場合ホームページにはどんな対応が必要か

海外進出へ向けたホームページ制作において、ターゲットとなる国が多言語性のある国だった場合、どのような配慮が必要なのでしょうか。
公用語が3つも4つもある国に対応したホームページを制作する際、一度にすべての言語に対応しようとすると、かなりの時間と手間がかかってしまいます。

無駄な時間を削減するために、対応する言語に優先順位をつけてホームページ制作に取り掛かることをおすすめします。最優先にする言語を選ぶ基準は、使用されている割合も大切ですが、その国のターゲット層が使用している言語を選ぶことも重要です。自社のターゲット層がどの言語を使用しているのかを事前に調査し、最も宣伝効果のある言語でホームページ制作を行いましょう。