イスラム教のラマダン

海外ビジネスを行って行くに辺り、その土地土地の商習慣や環境に慣れていくことは必須です。その中でも宗教への理解はとても重要だと言えます。弊社が注力しているアラブ首長国連邦ドバイはイスラム教の国家です。今回は正に今が時期の宗教に関わる事としてラマダンについてお話します。

宗教を知る重要性:ラマダン編

我々が今正に経験しているラマダン。海外ビジネスを行っていく中で知っておかなければいけないポイントがいくつもあります。このラマダンシーズンでは街や人、そしてビジネスも通常の時期とは違う装いを見せます。それは例えばカフェやフードコート、レストランが日中閉まっていたり、ビジネスの進捗がいつも以上に遅かったり、勤務時間が違ったりと様々な場面で見る事が出来ます。これらの違いを知ることは海外でビジネスをする事、販売活動を行っていく事に重要であるとご理解頂けると思います。

ラマダンて何??

ラマダンとはイスラムのカレンダーで言う第9の月の事です。この月はイスラム教徒にとって大きな意味を持ち、また断食の月としても知られています。ラマダンという言葉を断食という意味だと誤解している人もいますが、実際の意味は熱や干ばつの月といった意味を表しています。それが象徴となり、夜明けから夕暮れまで飲食を断つとなったとも言われています。

ラマダンが与える販売活動やビジネスへの影響度

ラマダン中は商業時間が変更になります。例えばあるかフェでは、営業時間が夜7:00~朝3:00まで、とラマダンシーズンだけ時間を変更して営業しています。では政府やオフィスはどうでしょうか。オフィスも14:00までの勤務へと時間が変更になったり、多くの意思決定はラマダン後に回されたりと進捗が著しく遅れる場合があります。

海外展開や海外販売を始めるに辺り、事前にこのような情報を知り、中長期的な計画を立てることは海外事業を推し進める中でとても重要なことです。弊社ではこのような点についても実体験を交えながら海外販売セミナーなどでお伝えをさせて頂いております。