海外で友達を作り、新規顧客開拓に活かす方法

海外でビジネスをする上で、ビジネスとは一見関係なく見て取れますが、海外に友達を作るということはとても重要です。それは、仕事目的で友人関係を作るという意味では無く、現地の嗜好や文化、商習慣を肌で知ることが出来るからです。また勿論、現地での有力企業やその友達の持つ人脈から新規顧客に繋がる事もあります。今回はそんな海外で友達を作ること、と新規顧客開拓に繋がった例についてお話しします。

海外の人より、日本人は消極的?

よく日本人は海外の人よりも消極的だという話しを聞きます。しかしそれは本当でしょうか。パーソナリティは様々であるにせよ、国民性を相対的に見ると正解かもしれません。しかし、それは日本人だけでは無いはずです。例えば、海外の積極性というと知らない人間であってもフランクに話す、カフェなどでも気になることがあれば話しかける。なんてエピソードは聞いたことがあるかと思います。しかし、例えば弊社が注目し注力している中東、ドバイ。ローカルの友達に同じ話をすると、「カフェで話しかけるなんてこの国でも皆やらない。同じ国民同士でも不思議がられるよ。」との事。
つまり、日本人は消極的だから、という事を悲観的に捉える必要は無く、むしろ同じような国民性を持った国の人達から見れば、消極的な日本人の方が友達になり安いこともあるのです。アグレッシブになろうとする前に、自分の事を良く理解し、相手の事を理解するよう努力するところからスタートするべきです。

ホームパーティーに招かれて新規顧客を開拓?

日本ではあまりなく、海外に出ると多い事の1つにホームパーティーがあげられます。形式や状況は様々ですが、お家に招待頂き、食事などを皆で取ります。このようなパーティー、日本だと合ってもお知り合い同士が集まることがほとんどかもしれませんが、海外のパーティーでは勿論面識の無い人も大勢参加されます。友人のホームパーティーに参加する事はほとんどの場合人脈の広がりに繋がります。ビジネスのためだけでは無く、日本とは違う習慣の中で新たに学ぶ事も多いです。精力的に参加すると良いです。

Give Give Give and be Given.

ビジネス思考が強い場合、友達作りと言っても直ぐにビジネスに直接的に繋がる人を紹介して欲しい。ビジネスにならない話しなら行きたくない、会いたくない、など直ぐに利益に繋がる事にしか目が行かない人がいます。海外に出てビジネスをさせて頂いているという気持ちを忘れずに、先ずは何かお役立ちが出来る事は無いかと友達の話しに耳を傾け、自分の出来る事をして行く事が重要です。また見返りを求めるのではなく、Give and be Given 与え、与えられるという位の気持ちが必要です。

アルチエは海外で暮らし、ビジネスをしていたメンバーが大半です。もちろん以前はビジネスの話しを共にするとも思っていなかった海外の友達が新規顧客を紹介してくれたり、また現地でサポートしてくれたりしています。ビジネスのために付き合うわけでは無いけれども、海外でビジネスをする上で、現地で友達を作ることは長期的に見ても新規顧客開拓にも役立ちます。何よりも、世界に友達が増えることはとても楽しいことです。

海外取引で信頼関係を築くコミュニケーション

日本企業の海外進出意欲は高い一方、海外ビジネスマッチングにおける相手国では、言語や文化の違いから本来のパフォーマンスを発揮できないケースも少なくありません。特に苦労するのがコミュニケーションです。適切なコミュニケーションを通して、海外取引に欠かせない信頼関係をどう築くかが課題となります。

海外とのコミュニケーションギャップ

海外のビジネスパーソンは、日本人をどう見ているのでしょうか。勤勉、丁寧、品質を大切にするなどの肯定的な意見は多いですが、一方でコミュニケーションが曖昧、明確にノーと言わない、自己表現が不十分などのコメントもあります。海外でも様々な考え方があるので一概には言えませんが、信頼関係に影響を及ぼすコミュニケーションギャップがあることは確かです。

交渉をスムーズに進めるには

欧米諸国では、具体的な交渉において明確な意思表示をします。そのため、曖昧な日本人の発言が何を意味するのか分からないという声は多いです。
交渉ではイエス・ノーを明確に表現するよう意識しましょう。また、フェイストゥフェイスの会話も大切です。

対面コミュニケーションにおける言葉の情報伝達量は約1割に過ぎず、9割は顔の表情や声のトーン、身ぶり手ぶりなどの非言語コミュニケーションとされています。日常的なコミュニケーションでも、ビデオ会議などで顔を見ながら話せば、相手との交渉はよりスムーズになるでしょう。

文化の違いを乗り越えるポイント

信頼関係を築くために文化の違いを理解することは重要ですが、コミュニケーションの難しさはそれだけで片付けられるものではありません。まずは、コミュニケーションのルールを双方で確認しておくことが重要です。

なぜそれが必要なのか、何のための業務なのかを相談し、どれほどの価値があるのかを全員に理解してもらうのです。どの国の人と仕事をするにしても、最初にルールを話し合ってお互いが納得できていれば、文化の違いは乗り越えられるはずです。

世界で使われる言語は??

現在、世界中にある全ての言語を合わせるとたくさんの言語が存在します。
企業様が販路開拓に必要な言語を選ぶには、ある程度の根拠も必要とされるのではないでしょうか。

母国語人口の多さ

母国語とは、コミュニケーションのツールというだけでなく、文化やライフスタイルそのものでもあります。例えば、日本語の「もったいない」という言葉は、身近にあるものを大事にして何度でも繰り返し使う、日本の生活様式を示す言葉として世界で広く理解されています。そうした「母国語」として多くの人に使用されている言語は、販路開拓ツールとしてECホームページ制作に使用されるだけでなく、国や地域ごとに違うビジネス戦略を展開していく上で重要な意味を持ちます。

汎用性

世界進出を見据えて多言語に対応したホームページ制作を考えている企業様にとって、世界でどのような言葉がどのくらい使われているのか気になるものではないでしょうか。世界では様々な言葉が使用されていますが、母国語として使用する人がいる国数と人口が必ずしも比例しないことが挙げられます。例えば、中国語を母国語とする人は最も多いですが、使用する人がいる国数では英語の方が上回ります。

また、ロシア語は使用する人がいる国数は多いというわけではありませんが、国土そのものの広さから影響を及ぼす面積の広さがあります。

「あまり見かけない」もポイントとなる

企業様のホームページ制作において、多言語対応させる際にどのような言語を選ぶかということは重要な選択です。その際には、中国語や英語といったオーソドックスな言語に加え、あまり対応していない言語を選ぶという選択肢もあります。

例えば、スワヒリ語は数千万人が使用する言語で、ケニアやタンザニア、ウガンダなど日本が主要な貿易相手国として見据えている国々で使用されています。ビジネスの戦略として、他企業がまだ対応していない分野に目を向けるということも重要です。