決済システムの利点と世界最大手PayPal(ペイパル)

オンライン決済(電子決済)とは、インターネット上で商品・サービス購入する際に使用するシステムの事です。基本的にECサイトではこの決済システムを使ってオンライン上で顧客と取引する事になります。ECサイトのオンライン決済を利用すれば、顧客はクレジットカードを使い世界中で買い物する事ができます。このシステムはインターネットのプラットフォームに乗っているので世界中何処でも同じシステムを使うことが出来ます。(※ペイパルのサービス提供国にペイパルの場合は限る。)

海外決済代行サービスの欠点

企業がオンライン決済を自社のECサイトで利用するにはいくつかの注意すべきポイントがあります。まずは手順として、クレジットカードの「決済代行サービス」の審査を受け契約しなければなりません。

決済代行サービス契約の審査は厳密です。過去の実績、信頼性、商品やサービスの性質、HPのコンテンツ充実度、「特定商取引法に基づく表記」の正確さ、ショッピングカートのような決済システムがあるか、などさまざまな項目で厳しく審査されます。さらに決済代行サービスの審査には平均40日程かかってしまいます。起業したばかりで実績のない企業や、サポートやセミナーなどといった形のない商品、サービスを取り扱っている企業は、審査期間が長くなる上、最悪の場合審査が通らないなどという場合もあります。また多くの代行サービス会社は月末締め、翌月25日支払いになるので、手元に現金として届くのに時間もかかります。

決済を受ける通貨にも注意が必要です。支払い通貨はそれぞれの海外決済システムで選択することは出来ますが、自社のビジネスにとって多通貨での資金管理の必要が出て来ます。海外へ向けての商品販売を行う前に、会計処理についても検討しておく方が良いでしょう。

PayPalの利点

代行サービスの「審査」「高額の手数料」「入金の遅れ」。このような問題を一挙に解決できる決済サービス、それがPayPalです。PayPal利用者は世界190ヶ国、2億2千万人にも上ります。PayPalを使用すれば多国のユーザーと取引する事ができます。PayPalは本人証明の為のクレジットカードを登録するだけですぐに利用できる、とても手軽なサービスです。またPayPalはクレジットカード番号などを保管、管理してくれる為、安全にオンライン決済を利用できます。

海外決済システムを使うことで自社のサービスの販売エリアは大きく広がります。このグローバル化社会の時代に必須な検討事項となるでしょう。